MUSIC AWARDS JAPAN 最優秀ニュー・アーティスト賞

MUSIC AWARDS JAPAN 2025 KYOTO 音楽を語ってみた(^^;
MUSIC AWARDS JAPAN 2025 KYOTO

『MUSIC AWARDS JAPAN -2025/KYOTO-』。
主要6部門 最優秀ニュー・アーティスト賞
ノミネートは下記の5アーティスト。


FRUITS ZIPPER
月足天音、鎮西寿々歌、櫻井優衣、仲川瑠夏、真中まな、松本かれん、早瀬ノエルによる女性アイドルグループ。
『NEW KAWAII』をテーマに、原宿カルチャーの世界発信をめざす。
ファッションやSNSを活用、TikTokやストリーミングを意識した楽曲でZ世代を強く意識したプロモートを展開。
女性ファンが多いのも特徴。


Number_i
元『King & Prince』の平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太で結成。
所属は滝沢秀明率いるTOBE。J-POPをベースにしつつ、ヒップホップやR&Bの要素を取り入れた楽曲は、グローバル市場を強く意識している。
SNSやYouTubeを積極活用し、デジタルマーケティングを中心に据えたプロモートを展開。


Omoinotake『Pieces』CD

Omoinotake『Pieces』CD

Omoinotake
藤井怜央(ボーカル/キーボード)、福島智朗(ベース)、冨田洋之進(ドラムス)によるスリーピースバンド。
ファルセットを活かしたR&B、ジャズ、ポップを融合させた独自の音楽スタイルが特徴。
キーボードがリードとリズムを担い、ベースとドラムが支えることで、ダイナミックなサウンドを作り出している。

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tiki.『15』デビューアルバム

tiki.『15』デビューアルバム

tuki.
TikTokのギターによる弾き語り動画をきっかけにブレイクした現役女子高生アーティスト。
本名や顔写真は公開していない。切ない歌詞とエモーショナルなメロディを、シンプルなアレンジで聴かせる。
簡素ゆえに、その歌声が真っ直ぐに胸の奥まで突き刺さる。『晩餐歌』はじめ『一輪花』『サクラキミワタシ』など話題曲多数。

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こっちのけんと
『はいよろこんで』でブレイクした1人アカペラシンガー。
アカペラによるラップとメロディーの融合という特異な歌唱スタイルを持つ。
キャッチーなフレーズの繰り返しと、リズミカルな言葉遊びで、短時間で印象に残る楽曲を生み出している。
ダンスとの相性もよく、TikTokやYouTube、SNSを通じバイラルヒットを連発。

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個人的には大好きな『tuki.』を応援したいが・・・。
総合力で『Omoinotake』か?
ノミネート歌手はすべて、TikTok、YouTubeでの動画/音楽配信を軸に、SNSプロモーションを重視。
直接、エンドユーザーに訴えかける新時代の音楽プロモーションを展開する。
ただその傾斜度には微妙な違いがある。
ジャニーズの系譜を持つ『Number_i』や、俳優・菅田将暉を兄に持つ『こっちのけんと(菅生健人)』は従来のマスコミも活用している。審査員の中にこの業界の人が多いとけっこう影響してくる。
『FRUITS ZIPPER』は自己肯定感を高める楽曲が魅力で、これまでのアイドルのように異性の恋愛感情には訴求しない。
「そうだよね。わかる、わかる。」という共感を軸に展開している。
審査員にどんな層が多いのか、で大賞の行方が変わりそうな雲行きだ。