『MUSIC AWARDS JAPAN -2025/KYOTO-』。
主要6部門 最優秀アーティスト賞。
ノミネートは下記の5アーティスト。
▷ Creepy Nuts
Creepy Nutsは、MCのR-指定(野上恭平)とDJ松永のヒップホップユニット。
大ヒットした『Bling-Bang-Bang-Born』をはじめ『よふかしのうた』『堕天』などのヒット曲で知られる。
ライブ人気も高く、ヒップホップの枠を超えて支持されるアーティスト。
ちなみに2019年に人気番組『ウレロ☆未開拓少女』に出演。「あれは誰だ!?」と話題になった。
▷ Mrs.GREEN APPLE
『ケセラセラ』『ライラック』で2年連続で、日本レコード大賞を受賞したポップロック・バンド。
ヴォーカル&ギターの大森元貴、ギターの若井滉斗、キーボードの藤澤涼架の三人組。
独特のキャッチーなメロディーとエモーショナルな歌詞、力強いリズムが魅力。音楽ビジネスとしても新しい取組が多い。
▷ Vaundy
Vaundy(バウンディ)は独自の表現、存在に拘るクリエーター。
作詞・作曲・編曲に加え、アートワーク、映像プロデュースも手掛ける。
ロングヒット曲『怪獣の花唄』など、日常の些細な感情や社会に対する斬新な視点を巧みに表現した歌詞、ロックやHipHop、R&B、シンセポップが入り混じったジャンルレスな楽曲が印象深い。
▷ YOASOBI
『小説を音楽にする』をコンセプトに、プロデューサーのAyaseとボーカリストのikuraで結成。
デビュー曲『夜に駆ける』『群青』『怪物』『大正浪漫』『祝福』『アイドル』『勇者』など多くのヒットソングを持つ。
文学や映像メディアとも密接に連携し、デジタル時代における『ストーリーテリング』を再定義する存在。
▷ 藤井風
日本音楽シーンにまさに「新たな風」を巻き起こすシンガーソングライター。
自ら作詞・作曲・編曲を手掛ける一方、複数の楽器を演奏できるマルチインストゥルメンタリストとして知られる。
その多彩で正確な技術と、深いリリカルな感受性、それを表現しうる繊細な歌声を駆使し、従来の枠にとらわれない自由な表現を追求する。

全く予測がつきません!
Vinyl/CD/MT/DVD/BDで作られた音楽ビジネスは、デジタル化→ネットの普及を経て、ビジネスモデルの崩壊を起こしました。
音楽は不滅ですが、音楽で「飯を食う」ことは非常に難しくなっています。
上記の5人のアーティストは、それぞれの新しい感性と、すでに生まれ落ちた時からネットが普及しているという時代背景をうけ、旧来の音楽ビジネスの延長上ではない、新たな音楽ビジネスを切り開こうとされています。
正解は数年後・・・という世界に、先頭を走る5アーティストだと思います。
現時点でだれが選ばれるかよりも、数年後、だれが最も成功を収めておられるかが、音楽ビジネスの一端にいるものとしては興味あるところです。