MUSIC AWARDS JAPAN 最優秀楽曲賞

MUSIC AWARDS JAPAN 2025 KYOTO MUSIC AWARDS JAPAN 2025/KYOTO
MUSIC AWARDS JAPAN 2025 KYOTO

『MUSIC AWARDS JAPAN -2025/KYOTO-』。
主要6部門 最優秀楽曲賞
ノミネートは下記の5曲。


APT. /ROSE & Bruno Mars
BLACKPINKのメンヴォーカル、ロゼとアメリカのシンガーソングライター・ブルーノ・マーズによる楽曲。
韓国の飲み会ゲーム『アパートゲーム』をインスパイアしたパーティー感あふれた楽曲。
「ア-パツ、アパツ」という独特のフレーズが耳に残り、TikTokなどに多くのダンス映像が投稿された。
ポップロックの新星。


Bing-Bang-Bang-Born / Creepy Nuts
アニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』のオープニング曲。
ニュージャージー州ニューアーク発祥のダンス音楽・ジャージークラブの影響を強く受け、力強いラップと独特のリズムが特徴。
TikTokで『BBBBダンス』が流行。
アニメの声優陣もダンス動画を投稿したことで一大旋風を巻き起こした。


アイドル / YOASOBI
YouTubeで公開された公式Music Videoの再生回数が、現時点で5億9千万回を超える世界的ヒット曲。
アニメ『推しの子』のオープニング曲で、『推しの子』の原作者・赤坂アカのスピンオフ小説『45510』を基に制作された。
アイドルの華やかさと裏側の葛藤を描いた歌詞が印象的。
Billboard Global Excl. U.S.で日本楽曲初の1位を獲得した。


満ちてゆく / 藤井風
映画『四月になれば彼女は』の主題歌。
「変わりゆくものは仕方がないねと 手を放す、軽くなる、満ちてゆく」というフレーズは、「人生に変化があり、受け入れることで、開けていく未来がある」という不変の現実を感じさせる。
哲学的な歌詞だが、藤井風の繊細なピアノと優しい歌声で、ジワリと心に染み入ってくる。


ライラック / Mrs.GREEN APPLE
アニメ『忘却バッテリー』のオープニング曲。
2024年の日本レコード大賞受賞曲で、ストリーミング再生数3億回を突破している。
青春の葛藤や成長をテーマに、爽快なギターロックサウンドが爽やかに歌い上げる疾走感あふれる楽曲。
今回のノミネート曲の中では、年齢、音楽の趣味、性別を超え、最も幅広い層に浸透している楽曲。


知名度、安定感の『ライラック』、世界的人気なら『アイドル』が最右翼か?
とはいえ濃い音楽ファンの藤井風人気は底堅いものがあるし、歌詞の深みは(多分に歌声も影響しているのかもしれないが)『満ちてゆく』は捨て難い。
『APT.』『Bing-Bang-Bang-Born』はそのインパクトの強さと普及度の高さは目を見張るものがあるが大賞曲としてはどうか?

実は今回『最優秀ジャパニーズソング賞』という部門も設けられており、こちらのノミネートには『APT.』が省かれ、『さよ-ならまたいつか(米津玄師)』が選ばれている。
そこから考えると『APT.』は洋楽代表としてノミネートされた可能性もあるかもしれない。

どのような基準で選考するのか、今後のMUSIC AWARDSの印象を方向づける選考になりそうだ。