連休中に体調を崩し、緊急入院。未だベッドの上だ。
仕事もすべて途中のままなので、身動きが取れなかったが、昨日、スタッフと病院の協力でなんとか、昨日までの対応はほぼ完了した。
しかし、それにつけても病は突然だ。
Wi-Fi環境が整っていない施設なので、インターネット使用を控えるしかなく、溜まっていた本を読むことにした。
妻にいくつか本の題名をお伝えしたら、難しい本ばかり持ってきた。
いやいや1、2冊は気楽な本も入れてと面会の際、お願いしたら、
「マンガか!?」とのこと。
そうやと云ってはおいたが、普段マンガなど読まない彼女のこと。
果たして私の本棚からどのマンガを持ってきてくれるか、楽しみではある。
一番最初に読んだのは、鈴木康弘さんの『アマゾン・エフェクト』。
鈴木さんはセブンイレブンの大黒柱だった鈴木敏文氏のご子息で、ネット通販黎明期にeブックスを創業し、その後セブンイレブンのオムニ・チャンネル立ち上げに尽力された人物だ。
Amazonの日本進出、世界的事業拡大の中で、ネット通販がどう変わり、リアル店舗とネット通販の立ち位置や関連性がどう変化していくか、を丁寧に書かれていた。
ただ読み進んでいくと、アレッ?という箇所が出てくる。
例えばセブンイレブンのオムニチャンネルって近頃聞かないなとか、ホールフーズとAmazonの提携って今どうなってたのかな、Aiスピーカー『Alexa』の紹介があるがあの事業どうなったんやろ、などさまざまだ。
本書ではウォルマ-トがAmazonの有力対抗馬になりうると書かれているが、2024年の記事では、少なくとも電子商取引においては投資先行が続き、苦戦を強いられている。
つまり2018年の書籍では基礎データが古いのだ。
識見や大きな見通しは十二分に参考にでき、ものの見方も私などが知らぬことが多く面白い。
ただその実例は「当事では」という注釈つきになる。
時代の流れがやたら早いのだろう。
10年ひと昔と云うが、今は3年、5年が一区切りのようだ。
まぁ、今現在の私は駕籠の中の鳥。
このベッドから外に出るにも看護婦さんにお伺いを立てる身分だ。
今は職場復帰に向けて、たらしい知恵と知識をため込もうと思う。
(エッ!だったらマンガなんか読むな??? まんがと小説はボクの心のビタミン剤です♪)