連休明け、担当医が決まると、さまざまな検査士や技師さんが来てくださる。
昨日は、リハビリ専門のインストラクターさんと、超音波技師さんだった。
超音波検査(エコー検査)は頚動脈の血管の状態を確認するということだった。
ここに異変があると、脳への血流が滞り、脳の活動が阻害されるうえに、最悪、壊死することもあるという。
昔、テレビドラマで遠藤憲一さんがしていたが、この検査は技師さんの腕で結果の正確性が左右される。
何れにしろ、私、浅学菲才の身なれば技師さんを信じるほか道はない。
おもしろかったのは、リハビリの先生だ。
まず問診で状況を聞かれ、次に身体をマッサージ。
これは身体を揉み解すだけでなく、あまり使わない筋肉に刺激を与え、脳の信号が届きやすくする効果があるそうだ。
このマッサージの過程で、その人の仕事内容や日々の暮らし方、性格まで、正確ではないものの想像できることもあるという。
次に、身体の機能の欠損を一つ一つ確認。
上げ下げ、曲げ伸ばしはスムーズにできるか、触感など感覚は正常か、自分の意思と身体の動きは連携しているか、を丁寧に一つ一つ確認されていく。
身体に変調が生じた場合、その異常の原因を見極めることが大切だ。
ただ変調/異常の原因は複数、想定されるし、複数の原因が重なって発生している場合もある。
先生曰く、一つ一つ怪しい原因を確認し、本当の原因を突き止めることがリハビリには大切だという。
言葉は的確ではないが、リハビリ指導の醍醐味ともいえるのだろう。
正直、とんでもない1週間となってしまったが、経験したこともない出来事に触れられているのも事実だ。
愉快ではない毎日だが、まぁ前向きに取り組まなあかんとは思っている。