お香/線香/アロマ入門〜香十徳&薫りの楽しみ方・種類

香十徳・・・薫りの効果とは?

香りを楽しむ・・・VIRTUAL環境が進化する中、匂いは最後の課題と云われる。心地よい薫りの効果や、線香・お香の使い方などをご紹介。

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【参考】香りと伴う日本文化/演芸


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香十徳とは?

北宋の詩人 黄庭堅の作で、一休禅師によって日本に紹介されたと言われる『香十徳』。
香の効用を端的に、そして格調高く伝える詩文です。



お香、お線香の楽しみ方

お線香というと、お墓や仏壇のイメージが浮かびがちです。
けれど本来は、お香はやはり居間や寝室の安らぎのフレグランスとして生まれたものです。
日本では、上記の『香十徳』にもあるように、『清浄心身』の効能が古くから謳われており、葬儀や墓参りなどに欠かせぬものとなりました。
弊店におこし頂いたあなたには、ぜひ憩いの空間作りのアイテムとしても役立たせ頂けたらと思います。
そして、できましたら、お仏壇にお線香をあげる際も、香りのよいお線香を、ご先祖さまと共に味わう一時を持っていただく心持であげていただけたら幸いです。

まずはお香の中でも、もっとも身近なお線香を楽しんでみてください。
実は、お線香は、火をつけないでそのまま嗅いだり、直接出てくる煙を嗅いでも、本来の香りはお楽しみいただけません。
純粋な香りをお楽しみいただくには、火をつけて、少し離れたところに置いてください。
空気にのって自然に香ってくる香り、それがそのお線香の本来の香りなのです。
お線香の香りは、アロマオイルのような強調する香りではありません。
自然の香りというのでしょうか、いつの間にか、私たちを包み込んでくれるホッとした香りです。
読書をする時、映画をみる時、一日の疲れを癒し眠る時、お客様をおもてなしする時、大切な人と過ごす時、大好きな音楽を聴くとき、あなたの大切な時間をそっと脇から支えてくれます。
あなたの今が、よりいっそうすてきになる香り、ぜひ見つけてください。




さまざまなお香、お線香


  1. 直接火をつけるお香・線香
    • スティック型お香 / お線香

      和のお香といえば、誰もが思い浮かべるのがお線香だと思います。
      お線香=仏事の印象がありますが、近頃は一定の規格の長さのもので主に仏事使用を目的に製造されたものをお線香と呼び、ルームインセンスなど部屋の芳香用ははスティックタイプなどと呼ぶことも多いようです。

      燃焼時間は長さに比例しますので、折って時間の調整をします。
      燃える面積が均一のため、香りも少しずつ均一に広がります。ですから、仏事のお勤めやお部屋の香り付けにも適しています。

      仏事での焚き方や本数は、宗派によって異なります。
      一般的には「仏・法・僧」に帰依するという考えから、香炉の中で1本ずつ三方に立てるのが良いといわれます。

    • コ−ン型お香

      短時間に強い香りを出すことができ、灰も散らばらないので、ルームインセンス(部屋の芳香剤)などで人気があります。
      円錐形の先端部分に火をつけ、香を焚きます。
      時間がたつほど、燃える面積が増え、徐々に発する香りも強くなります。

    • 渦巻線香 / コイル型お香

      燃焼時間が長く、広いお部屋や空気の流れの多い場所で用います。
      ぐるぐると渦をまいている形状から渦巻線香と総称されます。
      昔は糸で吊り下げる不安定な使用方法の為、移り火など欠点も多かったが、近年は改善されている。
      途中で消したい場合は、折ったり、金属製のクリップで燃えている部分の下を挟んでおくとよい。

    • 焼香

      お通夜やお葬儀などでよく使われるお香。
      お線香伝来以前は、焼香と抹香が仏教の日々のお勤めにも用いられていました。
      数種類の香木などを粒状に粉砕し、火種の上に直接振りかけて香りを発散させます。

    • 抹香

      寺院の前庭などに、線上に散布し、その場を清めるお香。
      また、常香盤という時間を計る香炉の灰の上に筋状に置いて、端から火をつけて長時間燃焼させて使用する場合もあります。

  2. 間接的に熱を加えるタイプのお香
    • 練香

      茶席などでよく使用される。
      香木や天然香料を粉末にし炭の粉を混ぜ、蜂蜜や梅肉を加えて練り上げ、一定期間壺の中で熟成させたもの。
      火を起こした炭をうずめた香炉で温め、発散される香りを楽しみます。
      『源氏物語』などの古典文学にも登場します。深みのある香りが特徴的です。

    • 香木

      白檀や沈香などの香木を、小さな香木片に割ったり、細かく均等に刻んだものです。
      聞香炉や空薫用の香炉を使い、間接的に温めてその香りを楽しみます。
      電子香炉を使用すると手軽に香木の香りを楽しむことができます。

  3. 火を使わないお香
    • 塗香

      古くから体臭を消す目的で使用されたお香。
      近年は心身を清めるという意味を込め仏教儀式の前や写経の時にこの粉末を手に塗ったり、香りを鼻や口から吸い込みます。
      さまざまな香原料を細かく粉砕した粉末状のお香。

    • 匂香

      匂い袋などのことで、室内に置いて、鑑賞するためのお香です。







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