今日は7月16日、祇園祭(前祭)の宵山です。
例年、この時間になると、近所のホテルから、浴衣姿の外国人さんたちが、宵山に向かおうと出てこられるのですが、今年は暑すぎるせいか、とんと見かけません。
日本人はどうかって?
少なくとも長く京都に住んでいる人は宵山には出かけない気がします。
暑い! 人が多い! 何も見えないの! すべてが高価!・・・四重苦です。粋も風情もあったもんじゃない。若いときは兎も角、ある程度年齢を重ねたら、祇園祭行くなら宵々々山か後祭。個人的にはそう思います。
ところで、この宵山、宵々山、宵々々山って呼び方、昔からあったのでしょうか?
少し調べてみました。
『宵山の日』や『宵山のころ』『鉾が立った日』、昔の文献にもそういう表現はありましたが、『宵々山』『宵々々山』という言葉はほぼ見かけませんでした。
もう少し調べてみると、なんと『宵々山』の定着は昭和48年(1973年)起源説が見つかりました。
定着のきっかけはなんと!
『高石ともや&ザ・ナターシャー・セブン』が円山公園で開催した音楽イベント『宵々山コンサート』。
これが大成功したことで『宵々山』というフレーズが日本全国に広がったというのです。SNSもない時代にたいした訴求力です (^o~)/
ちなみに『宵々々山』はどうも平成以降の定着???
きっかけは観光客の増加による混雑を分散させるため、メディアや情報雑誌が『宵々々山』の存在をアピールしたようです。
ただ、16日の本日では今更になってしまいますが、『宵々々山』は地域住民への影響に配慮して、歩行者天国でもなく、テキ屋さんの屋台も出ていません。提灯の明かりに照らし出される山鉾の美しさを楽しみたい、お囃子の音色を粋に味わいたい、なんて方にはかえって『宵々々山』ぐらいのバランスがよいかもしれません。
あと後祭。こちらもテキやさんの屋台も出ず、歩行者天国にもなりませんが、屏風祭など、昔ながらの祇園祭の風情が楽しめると、京都の年配者には人気のようです。参考になれば幸いです。
ということで本日は、『宵々山』という言葉を定着させた伝説のバンド『高石ともや&ザ・ナターシャ・セブン』さんの当時の映像を少しだけ、どうぞ!




