銀袋 かっぱえびせん発見!・・・ナフサってなに?

白黒銀袋かっぱえびせん発見! 時事放談 -世間色々-
白黒銀袋かっぱえびせん

 テレビで一時集中的に報道されていたカルビーさんのポテトチップスの袋の白黒への簡素化。
 なんと本日、ポテチではなく『かっぱえびせん』の白黒銀袋版を発見!
 思わず衝動買いしてしまい、妻に叱られています(ToT)

白黒銀袋のかっぱえびせん

白黒かっぱえびせん

 せやけど買うでしょ、そりゃ。
 だって初めて見たもん。108円だったっけ? いつもの赤いカラー袋は130円ぐらいやったし、20円ぐらい安いもんね。内容量は77グラム。これは少ないの? 多いの? いちいち内容量見たことないし、覚えてません・・・。

 原因はナフサ不足ってことですが、『ナフサ』なんて単語、今回のホルムズ封鎖事件があるため、知らんかったです。
 ということで、ナフサについてちょっと調べてみました。


1.ナフサってなんやねん?

 一言でいうと、『原油を熱で分解して取り出す、最初の軽い成分』だそうです。
 原油は多種類の炭化水素の混合物なので、実際に使用する場合は成分毎に分離する必要があります。この分離作業の最初の工程が『常圧蒸留』で、原油を350度まで加熱し、気化させます。成分によって気化する温度が異なるため、原油は蒸留塔の中で次の5つに分離されます。このうち、ガソリンより少し重い軽質成分が『ナフサ』と呼ばれています。

原油分離表

原油分離表

20〜180℃ :ガソリン
30〜180℃ :ナフサ(ガソリンの一部)
180〜250℃ :灯油
250〜350℃ :軽油
350℃以上 :重油

 取り出されたナフサはそのままでは使えないので化学工場に輸送され、エチレンやプロピレンなどの基礎化学品にさらに熱分解されます。これがプラスチックやインク、接着剤などの原料になるのです。


2.ナフサからはなにが作られるの?

 テレビでもしきりに報道されでましたが、ナフサの用途は驚くほど多彩です。プラスチック合成樹脂印刷インキ接着剤、すべてがナフサ由来の存在です。
 スナック菓子の袋は、味を保つためにけっこう高度な多層構造になっています。フィルムがあり、アルミ蒸着をし、さらに多色インクで装飾します。印刷インキは色毎に原料が必要なので、多くの色を使うほど、ナフサが必要になるのです。
 写真の『かっぱえびせん』の袋を見てください。アルミ袋の上に、直接、スミ(黒)と白で文字やイラストを描き、アルミ袋の下地さえデザインに活かしています。


3.ナフサが作りやすい原油と作りにくい原油があるの?

 テレビのコメンテーターで「原油すべてからナフサが取れるわけではない!」と力説されている方がいました。これはある意味本当のようです。
 原油は産地によって『軽質成分』の比率が大きく異なると云います。ナフサが多く取れる『軽質原油』は、主に中東、アフリカ(ナイジェリア)、北海(ノルウェー)、アメリカ(シェールオイル)から採掘されます。ベネズエラやメキシコ、カナダなどの原油は、粘度が高い『重質原油』のため、ナフサ成分があまり含まれていないそうです。つまり『重質原油』はプラスチックやインク原料としては不向きということになります。


4.なぜポテチの袋の報道が減ったの? ナフサはやっぱり足りてるの?

 ナフサが足りているかどうか? これは正直、私たち一般人が知る情報では判断できないような気がします。テレビの過熱報道で、危機感を抱いた企業が前倒しでナフサをかき集めており、需要過多が起こっべているという話もあります。政府が示す新たな原油調達先も、アメリカが含まれていることは間違いないようですが、すべてが報道されているわけではないようです。
 ポテチの袋の報道が急に収まった背景には、一部の方が仰っていましたが、あまりに報道による広告効果が高く、スポンサー企業の同業他社(今回の件なら湖池屋さんや明治さんなど)からクレームがあった、という説の方が真実味がありそうです。


 とまぁ、『白黒かっぱえびせん』に縁づけて、時事ネタを書いてみました。何か事が起こるごとに知らんことの多さに気づかされる毎日です。
 まぁ、本日6月15日(月)に、アメリカとイランの長期停戦がいちおう決まりそうと、関係各国(米,イラン,パキスタン)から生命が出ているので、それを信じるしかない気がします。市井の一市民には、日本の石油企業さんや商社さんのがんばりに期待するしかありません。宜しくお願いします m(_ _)mペコッ

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