京都の風物詩 鴨川納涼床、始まってます。

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 ひさびさに地域ネタを。
 京都と云えば、鴨川の納涼床や、高尾・貴船・しょうざんの川床(かわどこ)が有名です。
 特に鴨川の納涼床は、京都市内のど真ん中で交通の便もよく、お店の種類も京料理や和食以外にも、フレンチやイタリアン、カフェ、Barなど幅広いため、接待や友人との会食、同窓会にもよく使われるようです。

鴨川納涼床 全景01

鴨川納涼床 全景01

 床の飲食する場合、一般には屋内で食事するよりお高くなります。河川敷の所有権は京都市にあるので飲食店さんは皆、河川占有料金を支払われています。さらに床の設置期間や材質、サイズなども条例で定められているそうで、占有料金の他にも、設置費用、撤去費用、材料預かり金(床が設置できない期間、設備を預かってもらう)など、けっこうお金がかかると聞いたことがあります。
 さらに雨が降った際の避難場所(屋内の席)を用意しておくことも必要で、本来は倍以上の席代をもらわないと割に合わないのです。遊びには金がかかると云いますが、まさにその典型ですね。

鴨川納涼床 全景02

鴨川納涼床 全景02

 20年ほど前までは美味しいけど、比較的安い!という店もけっこうありました。そういうお店は、煮物や煮魚、ちらし寿司などは個別に盛り付けせず、大皿・大鉢ででてくることもよくありました。いろいろ駄弁りながら、取り分けるのも私は楽しかった気がします。コロナ以降は個別盛が当たり前となり、お祭り的な空気感が薄れたように感じる方も多いかもしれません。

 納涼床はもともと江戸時代初期、茶店や芝居小屋、見世物小屋が川沿いに仮設の床を設け、夕涼みを楽しむ席を設けたのが起源と云われます。その後、祇園祭見物などとも結びつき、今のように発展したと云われています。鴨川西岸の二条から五条あたりまで、夕暮れから夜にかけて、川風とさまざま食を味わえる、ちょっとリッチ感のある遊びなのかもしれません。明治以降、京都の近代化や河川整備の中で何度か姿を変えつつも受け継がれ、現在では5月から9月頃に営業される京都の代表的季節行事となっています。
 京都に暮らす庶民のちょっとした贅沢としてこれからも残っていただければ、と思います。
鴨川納涼床 食事風景

納涼床 食事

 ちなみに納涼床の期間はほぼ5月の初めから10月中頃まで少し前までは9月いっぱいだったと思うのですが、温暖化の影響か夏が暑すぎ、秋もなかなか涼しくならないので、設置時期を長くするお店が増えてきているようです。
 時間帯も昔は晩御飯だけだったと思うのですが、近頃は昼営業もけっこうあります。昼と晩でメニューが異なることも多いので、一度、事前に確認して見られてもよいかもしれません(昼はそーめんか弁当というところもあるようです)。ちなみに京都人だけで行くときは、暑すぎる7&8月を避け、梅雨時の6月も避け、5月や名残の床こと9月に行く方もおられます。
 「当日、雨が降りませんように」と2,3日前からドキドキするあの心持ちは、年末の宝くじ当選を祈るあの心境にも似ております。
 ぜひ皆さん、機会をつくって、京都の夏をお楽しみください。(^^)

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