『最優秀ニュー・アーティスト賞』のねらいは、デビュー3年以内のアーティストから、チャートデータと音楽関係者約5000人の投票を基に、音楽的創造性・芸術性に優れた次世代の才能を発掘することにあります。データだけでなく、専門家の主観が選考に含まれることが面白味ともなっています。
それではノミネートされた5つのアーティストをご紹介していきます。
アイドル文化=KAWAIIカルチャーの次世代型として期待される『CANDY TUNE』。
なにより若者に人気のTikTokに最フィットした『一度聴いたら残る』キャッチーで中毒性の高いダンスポップと、映像映え(振付含む)が魅力です。SNS拡散力は爆発的でライブ動員の伸びも高い評価を受けています。同時にSNSや口コミでの一過性の人気に留まらない、表現力と楽曲クオリティ、演出力が継続的な魅力の拡大を後押ししています。日本のアイドル文化を世界に問います。
◆ オススメ曲試聴『倍倍FIGHT!』
正直、ニューアーティスト賞の大本命『HANA』。
洗練されたヴィジュアル、グローバル志向のサウンド、アップデートした未来型の女性像の提案・・・明らかに世界展開を意識したアーティストづくりが行われています。歌唱力、音の質感はもちろん、『DIESEL』とのコラボなどファッション性や話題性でも高い発信性を有しています。
今後もSpotifyやYouTube などでの海外リスナーの伸びが予想され、日本発のグローバルポップを牽引する存在になるとの中心人物になる可能性が高い存在と期待されています。
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◆ オススメ曲試聴『Blue Jeans』
個人的にノミネートが嬉しかった『luv』。サブカルというか深夜ラジオ派なら聴き逃したくないアーティスト。
聴き心地のよいリズム、柔らかくて人を感じるヴォーカル、それがアーバンっぽい現代風サウンドに溶けこむ『大人の音楽』って感じの曲です。ドラマや映画の主題歌にもよさそうですし、アニメーションを使った物語風のMusic Videoとの相性もいいのではないでしょうか。プレイリストでの高支持と、継続的な人気、ラジオ局ディレクターなどの評価が目立ったと聞いています。
◆ オススメ曲試聴『Send To You』
王道のダンス&ヴォーカル系『STARGLOW』。
海外フェスやK-POP系イベントを意識したElectronic Dance Musicで、日本発信らしく音響的な美しさ、芸術性が際立っています。ライブでの評価が非常に高く、若年層を中心にTikTokなどSNSでのダンス動画拡散も万全。完成した実力と云われており、ファンコミュニティの熱量もあるので、あとは圧倒的ヒット曲が誕生すれば一躍世界へ、と期待されています。
◆ オススメ曲試聴『Moonchaser』
静かに燃える・・・『ブランデー戦記』のロックは、海底マグマの如き渇きや焦燥感を鋭く切り取ります。骨太で重心の低い生々しいロックサウンドと、少しスモーキングな歌声が生み出す、少し退廃的な空気感は、令和のオルタナ系ロックの象徴かもしれず、ロックの未来の一つなのかもと期待をしてしまいます。SNSで大量に消費されるという音楽ではないでしょうが、確実にコアなファン層を生み出し、これからのライヴ・シーンを牽引することが期待されています。
どこまで若い世代と共感できるかが問われているアーティストかもしれません。
◆ オススメ曲試聴『赤いワインに涙が・・・』

『MAJ 2026』の『最優秀ニュー・アーティスト賞』にノミネートされた5アーティストは非常にバラエティに富んだものになっています。
アイドル文化の『CANDY TUNE』、グローバル志向を追求した『HANA』、サブカル系バンドを代表する『luv』、完成された王道ダンス系の『STARGLOW』、現状打破のオルタナ系ロック『ブランデー戦記』と、異なる表情を持ちつつも、SNSでの発信力や、言葉の壁にとらわれない表現の幅、ライヴでの充実感などの共通点を有しています。
受賞という視点では『HANA』の優位は確かと思いますが、この5アーティストが最終ノミネートに『いる』こと自体が、日本の音楽シーンの多様性と未来への期待を感じさせます。
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