いよいよ本題。『MAJ 2026』主要6部門の最終ノミネートを紹介させていただきたいと存じます。
まず本日は『最優秀楽曲賞』。
批評家の解説では、いずれも『革新性と大衆性』を兼ね備えた楽曲が選ばれたと評価されています。
下記の4つのポイントが基準になったと思われます。
2.ストリーミング視聴における再生回数・継続期間・SNSとの連携からみる強度
3.楽曲の革新や進歩・多様化を感じるジャンル横断性
4.アーティスト自身の個性や世界観
それでは最終ノミネートに残った5曲を簡単に紹介していきたいと思います。
超新星HANAの2ndシングル『Blue Jeans』。ちゃんみながプロデュースした、グループ初のミッドバラード・ラブソング。
二十歳前後の女性たちの等身大の恋心を表現し、10〜20代の女性リスナーに支持された。K-POPっぽい印象があるHANAだが、歌詞にはしっとりした、内省的な香りもし、一線を画す。カジュアル・ブランド『DIESEL』とのコラボで制作され、青春の儚さやストリート感あふれるイメージをDIESELのブランドイメージと共有している。
若い女性層に特に人気が高く、SNSでの拡散性が高かったのも評価の対象だったようだ。日本だけなく海外の若者も共感できる楽曲。
◆ 関連記事
◆ 視聴はこちら
劇場版『チェンソーマン・レゼ篇』の主題歌『IRIS OUT』。
映画のために書き下ろされた楽曲で、物語とのシンクロ感が凄い。ヒロイン・レゼの魅力と、恋愛の衝動、脆さを、音で綴る。EDM(Electronic Dance Music)とロック、民族音楽的要素を統合した重厚なサウンドと、物語性の高い歌詞で、米津らしい世界観を創出している。
Best Global Hit from Japanにもノミネートされており国内外チャートで強い指標を記録した。音楽的完成度と国際的評価の両立し、10代から40代まで幅広い年齢層に支持されている。
◆ 視聴はこちら
人気アニメ『チ。-地球の運動について-』主題歌の『怪獣』。
サカナクションは、山口一郎の文学的で情景を喚起する歌詞と、電子音とロックを融合した唯一無二のサウンドが生み出す実験的な楽曲が魅力のバンドだが、アニメのストーリー=地動説を命懸けで証明する物語と、彼らの芸術的なまでの探求心ががちっりリンクした印象だ。いつまでも余韻を残す歌詞が、疾走感と物語性を感じさせる楽曲に溶け込んでいる。
まさに出会いの妙が、サカナクションの長年の音楽的探求を一つのゴールに導いた、そんな完成度が高い作品。
◆ 関連記事
◆ 視聴はこちら
アニメ『ダンダダン』第2期オープニング『革命道中 -On The Way』。アイナ本人の作詞&歌唱の、スピード感あふれる楽曲。
『ダンダダン』の疾走感あふれる世界観にマッチした、力強い楽曲で、海外でも高い支持を得ている。和楽器+ロック+演劇的表現が混ざり合うドラマ性、人間と妖怪をテーマにした物語とリンクしたミュージックビデオは、YouTube再生回数2000万回を突破。メッセージ性が強く印象的なヴォーカルで、物語を演じるように歌うアイナ独自の歌唱は、まさに唯一無二だ。
シンガーというより、表現者としてのアイナの存在が、歌の世界観を牽引している。
◆ 視聴はこちら
まさにボーイズアイドルの王道! ノンタイアップとしては空前のSNS総再生数30億回、ストリーミング累計1億回を突破した『好きすぎて滅!』。
『あなたが好き過ぎて存在ごと消えちゃいそう』という極限の愛を歌ったラブソングで、明るくキャッチー。ボーイズアイドルらしい『幸福感爆発』の楽曲となっている。
前述のストリーミングでの強さは、圧倒的な『M!LK推し』のファンダム(ファン集団の結束力・影響力・継続性)に支えられている。ファンダムの強さが単なる『好き』に留まらず、外部に影響を与えることを実証した楽曲。
◆ 視聴はこちら
関連記事
■ 最優秀アジア楽曲賞 最終ノミネート曲紹介
■ Best Global Hits from Japan 最終ノミネート曲紹介
■ 最優秀アルバム賞 最終ノミネート曲紹介
■ 最優秀ニューアーティスト賞 最終ノミネート曲紹介
■ 最優秀アーティスト賞 最終ノミネート曲紹介
■ 最優秀楽曲賞 最終ノミネート曲紹介
■ 対象明確化と会場変更でなにが変わる?
■ 表彰部門拡大はなぜ?
● MUSIC AWARDS JAPAN ってなに?
● 最優秀楽曲賞
● 最優秀アーティスト賞
● 最優秀ニュー・アーティスト賞
● 最優秀アルバム賞
● Top Global Hit From Japan
● 最優秀アジア楽曲賞
● 受賞 結果報告
● 私見放談






