4月7日夜、書き物をしていると、ふと懐かしい歌声が聴こえます。
トイレついでに覗いてみると、ひさびさの高橋真梨子さん。
失礼ながら年とらはったなぁ、と見ていましたが、まだまだ声は出ておられました。
コロナ明け頃から、急に子供の頃から見ていた昭和のスターさん、歌手や俳優が亡くなられ、名前を出すのは控えますが、一部の歌手さんはもう声が出ていないことに気づきました。
明らかに歌の熱量が落ちているのを見ると、CDやレコードで聴く方がいいのかな、と思うことが増えていました。
高橋さんのヴォーカルは、もともと過度に感情を出し過ぎることがありません。
声を張り上げず、静かに語りかけるように歌われます。
感情を『見せる』のではなく『滲ませる』・・・そんな表現がいいでしょうか?
余韻や『間』、をうまく生かすことで大人の歌を聴かせてくれます。
TikTokやSNSでは派手な曲やハイテンションの曲が取り上げられることが多いようですが、弊店の店頭ではこういう染み入るタイプの歌手さんのCDの方が実際には売れているようです。

今は少し収まりましたが、一時『論破』という言葉がテレビなどで持て囃されていました。
『論破』とは相手を言い負かすことですが、ずっと思っていたのですが、あれは疲れます。人間は互いに、目的も、大切にしていることも異なります。たとえ相手を言い負かしても、何が変わるわけでもなく、むしろ人前で恥をかかせて恨みを増やすだけです。
ところがテレビやネットの論破ブームで必要以上に問答を仕掛けてくる人がいます。もうこうなるとストレスです。
こういうストレス解消には、高橋さんのような、優しいヴォーカルで、過度に盛り上がらず、静かに、流れるように楽しめる音楽がいいのかもしれません。
ぜひ、あなたも一度、高橋真梨子のCD をお聴きください。



