太秦映画村 プレオープン行ってきました!

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太秦映画村プレオープン訪問

 3月21日(土)。『太秦映画村』のプレオープンに寄せて戴きました。

 1975年開村から50周年を迎え、前身の『東映太秦映画村』から名称を一新。『太秦映画村 -UZUMASA KYOTO MOVIE VILLAGE-』体験・没入型テーマパークとして、2026年3月28日に第1期リニューアルオープンを迎えられるとのこと。けっこう楽しみに行ってまいりました。


太秦映画村入口1

太秦映画村入口1

 入場口を入ると、左手に町並みをイラスト化した大看板があります。ここに書かれている店名は、実際に映画村の中に存在するお店です。例えば、弊店近くに本店がある京都の名門和菓子店・笹屋伊織さんや、最高品質で知られる澤井醤油さん等の名前が見えます。次に前身である『東映太秦映画村』の有名なオープニングロゴの看板があり、いよいよ入村となります。

 映画村に入ると、すぐ右手に案内所があります。今回、悪い癖でここをすっ飛ばしたのが後々仇となりました。皆さんは是非ここで『かわら版』をもらってください。
かわら版の表面はイマーシブ・コンテンツの概要になっており、裏面は地図になっています。地図にはイマーシブ・コンテンツの開始時間も書かれています。

太秦映画村かわら版1

太秦映画村かわら版1

 まず眼に入るのは、協力企業店舗です。先ほどの笹屋伊織さん澤井醤油さん、焼き鳥の鳥せゑさん、衣料品店やだんご屋、陶器やさんなどもありました。案内所の向いには『扮装や』さんがあります。ここで着替えると気分がより盛り上がるかもしれません。
 しばらく進むと右手に大きな橋が見えます。「てぇへんだ、てぇへんだ―!」と一心太助やがらっ八が駆けてきそうな風情です。この橋に引き寄せられ、右に曲がったのが、今回最大の私のミス。
 ここで曲がらず、まっすぐ進むと道路を超え撮影所口へ繋がります。この道路の先に『NINJA BATTLE SHOW』『からくり忍者屋敷』『エヴァンゲリオン館』『お化け屋敷』『手裏剣道場』などがあります。
 実は映画村のお化け屋敷は改装前より怖いので有名で、なんせお化けを演じているのが本物の役者ですので…。今回は残念ながら18:00でこのエリアは閉鎖とのこと。気づいたときには時すでに遅く3分見たら終わりでした。残念!

太秦映画村・笹屋伊織店舗

太秦映画村・笹屋伊織店舗

 しょんぼりぎみで村内を歩いていますと、奉行所みたいなところがあります。入ってみると右手に拷問屋敷、左手に賭場。賭場の方は整理券が必要ということで案内所に行きましたがすでにありませんでした。
 拷問部屋の方は自由に入れます。定期的に寸劇をやっておられ、与力と同心と罪人がコントのような劇を繰り広げつつ、当時の拷問入門を紹介してくれます。「体験してみませんか」と云われたのでしょうか? 私たちが入場したときはちょうど一般のお客さんが石責めをされているところでした。もちろん照れ笑いをされていましたが・・・。釜茹でのセットもあり、皆さん、顔を出して苦しそうに記念写真を撮られていました(^^;

太秦映画村・西町奉行所

太秦映画村・西町奉行所

太秦映画村かわら版2

太秦映画村かわら版2

 しばらくすると、角の甘味処から娘が現れ、お奉行さまの姫君の嫁入り道中が行われる、と教えてくれます。桂小五郎から新撰組への文を預かったとのことでキョロキョロされていると、人ごみをかきわけるように、新撰組副長・土方歳三を名乗る人物が颯爽と現れます。娘から手紙を受け取り、読み始めると・・・。なんと長州脱藩浪士が嫁入り道中襲撃を目論んでいるとのこと。新選組の手で暴挙を止めてほしいとのこと。土方歳三、相手が討幕派長州の重鎮・桂小五郎とわかったうえで、疑いもせず、よしわかったと承諾。我々に呼びかけます。
「ともに市中見回りに参ろう!」「オウーッ!!」
てなもんで、ぞろぞろぞろぞろ、ハーメルンの笛吹きのように連なって湯屋前に到着。
どうも一悶着あって斬り合いになったようだが、ちびっこの私には何も見えない・・・。くやしぃ・・・

 帰るには早いし、もう少しと思ってぶらぶらしてみたところ、江戸の遊びの体験コーナーや、能の教室お茶席なんかもありました。けっこう至る所に「エッ!ここも遊べるやん」って感じです。

太秦映画村・寸劇

太秦映画村・寸劇

 最後に太秦城前で、劇の続きに遭遇。今回は広いので少し見えました。新選組の沖田総司と、西町奉行の妻の会話のシーン。
沖田が嫁入り道中を取り止めてほしいと提言するのを、
「奉行の家が暴徒を怖れ、尻尾を撒くようなことをすれば、世に悪が罷り通る」、と妻が断るシーン。途中、脱藩浪人三人が乱入しますが、妻の一喝で退散します。この無頼浪人、一番上手だったかも・・・。すごすごと逃げ帰る姿もなんかモノホンでした。

 ここで同行者がもう帰ろうと言い出し、特に年配の者が疲れた顔をしていたので、帰ることに。本番ではナイト営業にも力を入れられるとのことで、もうちょっと行燈に灯が入った雰囲気も楽しみたかったのですが、少し早い帰宅となりました。


 感想を云えば、意気込みは感じられました。東映さんだけでなく、東宝さんや松竹さん、大映(カドカワ?)さんなんかも協力しておられるらしく、備品置き場を模した展示会場には、黒澤明監督の名作『羅生門』の表札などもありました。

 ただ少し不満が残った、というか不安が残ったのは、核となる没入イベント。
 日本人は欧米人に比べ、演じることへの敷居が高く、照れも多い民族です。なかなか素直に楽しめないかもしれません。また人数が多すぎると今回の私のように、何も見えない、参加もできない、なんやったん?という人も発生しがちです。
 没入型テーマパークとして期待された『イマーシブ・フォート東京』が2年で事業終了となったこともあるので、いろいろ課題も多いように思います。京都らしさをどう演出するか俳優や物語の質をどう担保するか季節感をどう取り込むか京都のホンモノとどう絡ませるか、など、京都での没入型テーマパークは、可能性と課題が表裏一体の気がします。
 またイベント形態にしても、『イマーシブ・フォート東京』が、大人数×ライト体験×お手頃価格で失敗したのを、どう他山の石として活用するかも大切になってくる気がします。貧乏な私としては残念ですが、少人数×ディープ体験×高価格+余韻や思い出に残るお土産つき、の方がビジネス的には成り立つ気がしないでもありません。
 今後、2027年春には『遊郭ゾーン』、2028年春には『芝居小屋・中村座』が順次オープンするとのこと。ぜひ成功してもらえれば、と思う次第です。


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