先の記事で、節分の豆撒きについて書きましたが、京都の節分には他にも様々な風習があります。例えば柊鰯(ひいらぎいわし)。京都ではけっこう知られた習わしで、壬生寺で毎年上演される『節分』という演目にも登場します。柊の枝に焼いた鰯の頭を指し、玄関に魔除けとして飾ります。柊の棘で鬼の眼を刺し、鰯の臭いで鬼を追い払う、といわれています。吉田神社や壬生寺、北野天満宮などでは厄除け祈願(節分会)も有名です。
ただ近年、これは「京都の・・・」というわけでもないですが、盛んなのが『恵方巻』です。
恵方巻のはじまりは定かではないのですが、か江戸時代末期〜明治時代ごろに大阪で始まったという説があります。商売繁盛や無病息災を願って、節分に太巻きを丸かじりする風習があったそうです。他にも大阪の花街の遊びの一環で太巻きを丸かじりしたという説や、大阪の寿司店が営業でチラシを撒いたなどの説が見当たりますが、どうも決定打ではないようです。
いずれにしろ、当時は『恵方巻』という呼び名は定着しておらず、1990年代以降にスーパーやコンビニが節分の季節商品として大々的に販促活動を展開したことが今に繋がっているようです。
豆撒きや柊鰯に比べると、ずいぶん新しい慣習のようです。短期間に一般化したことから、如何にコンビニの販促が効果的だったか窺えます。どうも、バレンタインデーのチョコレートや、クリスマスのケンタッキー、土用の丑の日のウナギ、と同じような商売の匂いがしますね(^^;
十干とは古代中国で生まれた暦の基本的仕組みです。甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の10種から成ります。当時の中国では、10個の太陽が順番に昇ると考えられていたため、10日(一旬)を数えるのに使われました。年・月・日・時間を表したり、方角などにも活用されています。人気アニメ『鬼滅の刃』では鬼殺隊隊士の階級にも使われています。
十干にはそれぞれ吉方位が割り当てられています。複数の十干が同じ吉方位を割り当てられているため、恵方は4方向になります。 同時に10年周期で周回しているので、同じく十進法で表される西暦の下一桁とはうまく連動する形になります。結果として、西暦の下一桁を見れば、その年の恵方がわかります。
一覧にすると下記のようになります。

十干関係図
下一桁【 0】→ 庚 → 西南西やや西寄り
下一桁【 1】→ 辛 → 南南東やや南寄り
下一桁【 2】→ 壬 → 北北西やや北寄り
下一桁【 3】→ 癸 → 南南東やや南寄り
下一桁【 4】→ 甲 → 東北東やや東寄り
下一桁【 5】→ 乙 → 西南西やや西寄り
下一桁【 6】→ 丙 → 南南東やや南寄り
下一桁【 7】→ 丁 → 北北西やや北寄り
下一桁【 8】→ 戊 → 南南東やや南寄り
下一桁【 9】→ 己 → 東北東やや東寄り

まぁ、縁起ものですから、喉にだけは詰まらせないように、
楽しく、おいしく、安全に味わってくださいね \(^o^)/


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