1/11(日) 空の上で狂言を楽しむ⁉

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能狂言/能楽/謡曲の話

正月と云うとお笑いイベントが集中します。
落語、漫才、喜劇・・・そして狂言。

1月11日 日曜日、大阪で唯一、三間四方の能舞台を持つ能楽堂『大槻能楽堂』で恒例の『新春天空狂言』が開催されます。

大阪・大槻能楽堂外観

大阪・大槻能楽堂外観

大槻能楽堂は、昭和10年に大槻十三氏が難波宮跡地に創建。
当時一般的だった桟敷席ではなく、日本で初めて観客席に椅子席を導入したことで知られます。
昭和末期に観劇の利便性や多目的性も考慮し、建替え工事が施したものの、能舞台(登録有形文化財)は創建当時のまま、使用されています。
もちろん能狂言上演を第一義としており、能楽の音楽的特質から残響時間を約1秒に設定、照明設備は舞台天井への直接組み込むなどの工夫がなされています。
大阪メトロ『谷町四丁目駅』10番出口から徒歩5分、『谷町六丁目駅』7番出口からも徒歩5分と非常にアクセスもいので、狂言に興味のある方、海外のご友人などのおもてなしには最適かと存じます。


演目は、正月やお祝いに由来がある、明るく楽しめる下記の3演目。


1.御田(おんだ)
大槻能楽堂・能舞台

大槻能楽堂・能舞台

加茂の神職が、五穀豊穣/子孫繁栄を祈る田植えの神事をしようと氏子の早乙女たちを呼び集めます。
苗売もやってきて、活気ある掛け合いの中で田植えの様子が賑やかに描かれます。
笛や太鼓の囃子に合わせた「田植歌」の合唱と、優雅な舞が見どころです。
この作品を見ると、当時の日本人にとっては、明るく働ける毎日こそが幸せだったことが伝わってきます。
【出演】茂山千五郎、茂山茂、茂山竜正、茂山虎真 など


2.佐渡狐
《狂言》大蔵流・京都のお豆腐狂言~枕物狂経、佐渡狐(DVD)

《狂言》枕物狂経 / 佐渡狐

年貢を納めに京へ向かう佐渡の百姓と越後の百姓。連れ合って参るうちに、佐渡に狐がいるかいないかで口論に。
遂には小刀を賭けた言い争いになります。
佐渡の百姓は、判定役の奏者(役人)に賄賂を渡し、狐の用紙や鳴き声を教えてもらうのですが・・・。
嘘と虚勢と、役人の強欲が生み出す騒動をコミカルに、社会風刺をこめて描いた狂言らしい一作です。
【出演】茂山逸平、茂山千之丞、茂山あきら


3.止動方角(しどうほうがく)
京都大蔵流 茂山千五郎家 ~狂言への招待~(DVD)

狂言への招待

主人より、茶と馬を駆りてくるよう命じられた太郎冠者。
ところが借り受けた馬には、後ろで咳をすると暴れ出す癖がありました。
「帰宅が遅い」と主人からお𠮟りを受けた太郎冠者は、この癖を利用して主人に一泡吹かせようと画策するのですが・・・。
主人と太郎冠者のテンポのよい掛け合い、見事な主従逆転など活気ある内容に加え、2026年の干支である『馬』が活躍する、まさにぴったりの演目。
【出演】茂山宗彦、茂山茂、茂山七五三、井口竜也


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