来年の御題小謡 -令和八年・歌会始のお題『明』に寄せて-

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毎年、11月頃に発表される新春の御題小謡(ぎょだいこうたい)』
新年に宮内庁主催で行われる『歌会始(うたかいはじめ)』のお題、令和八年であれば『明』に合わせて制作される新曲発表となります。

令和八年御題小謡『明』

御題小謡『明』

『御題小謡』の制作は、昭和初期から80年以上も続いており、新年の集まりや謡初めでも謡われます。
新年を寿ぎ、人と人とのつながりを深める小謡として親しまれてきました。
今年、作詞をされたのは、東京大学名誉教授で、高名な歴史学者の山内昌之先生
作曲=節付は、観世流二十六世宗家・観世清和師が手掛けられています。


高名な歴史学者である山内先生だけに、古書からの引用も多く、また小生、浅学にて如亭山人(江戸時代後期の漢詩人。柏木如亭)の詩を詠んだこともないため、正確に意味をくみ取ることができないのが正直なところです。
ただ全体としてはこんな感じでしょうか。

日々、大きく変化する世間の趨勢。
明日は元旦と人の行き来もあり、それはそれで楽しいが、同時に自らの老いを感じ、くたびれもするし、飽きもする。
「まぁいいか、どうにかなるさ」と家に籠るが、新春の訪れを迎えるとやはり気持ちが晴れ渡る。
明るい光が差す書斎に座り、姿勢を正し、新年を迎える詩を詠もう。

たぶん1月に入り、少し経てば、いろいろ学んでいる方が正しく導いてくださると思います。
それまでは各人、わかる範囲で前向きに解釈して、それぞれの新春の導きにすれば、とも思います。

ちなみに、『謡』とは、能の詞章、脚本にあたる『謡曲』を実際に声に出して節をつけて歌う行為を指します。
腹式呼吸を用い、落ち着いた低音域で謡われるので、健康のために続けてい
る方も多いようです。

御題小謡は、伝統芸能である能楽と、宮中行事である歌会始を繋ぐ存在と云えると思います。
《参考》『翁』について


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