弊店近くの西山浄土宗寺院・宗徳寺さま、別名・粟嶋堂さまは人形供養の寺として知られています。

人形供養説明文
実は人形供養という風習は欧米にはないようです。『チャイルド・プレイ』や『アナベル』のようなホラー映画もありますが、一般的には欧米の人形観は、玩具や美術品の印象が強いようです。
一方、日本の人形はもともと依代(よりしろ)や人形(ひとがた)から発展したと云われます。祈りや厄除け、儀式から生まれたため雛人形や祇園祭の稚児人形のように宗教行事や伝統行事に深く関わる場合も多かったようです。
そのため『人形に魂が宿る』という考えが自然に芽生え、迷信と思ってはいてもゴミ箱にボイ捨てできない私たちの心情が形成されました。
人形供養をすることで、長年寄り添ってくれた人形に感謝を伝え、人形の魂を安らかに送り出すことによって、送り出した私たち自身も心の整理ができ、新しい一歩を踏みだすことができる、そんな文化が生まれたのでしょう。

粟嶋堂さま地図
人形供養をしてくれるお寺さまをお探しの方は一度、粟嶋堂さまにご連絡されてみてもよいかもしれません。
実は私どもも妻方の関係で少しご縁を戴いておりますが、丁寧で実直、素敵なお寺さまです。
日本、とりわけ関西では人形浄瑠璃=文楽が人気がございます。
『文楽』は室町時代から安土時代にかけて発展した浄瑠璃文化と人形芝居が合わさって生まれたと云われます。特に近松門左衛門の戯曲で人気を呼び、発展したそうです。
《参考》文楽(人形浄瑠璃)と義太夫

桐塑人形・林駒夫の技
その影響は人間自身が芝居する歌舞伎にも及び、有名な『仮名手本忠臣蔵』や『菅原伝授手習鑑』のように、文楽から歌舞伎に移植された演目、義太夫狂言は非常に多くございます。
また戦後においても、川本喜八郎氏や岡本忠成氏のように、欧米の人形劇文化と、日本の民話や伝説と結びつく新しい人形劇も数多く生まれました。
《参考》人形劇、影絵を楽しむ
『人形』の存在と、日本人の感性はどこかしら見事な波長を乱している気がします。
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