冬来る本願寺 黄金の銀杏 いのち輝く

浄土真宗本願寺派, 西本願寺の逆さ銀杏 時事放談 -世間色々-
西本願寺の逆さ銀杏

弊店のお経や声明、ご法話のCD/カセット/DVDなどは御本山(西本願寺)のブックセンターさまでも販売戴いております。
先日、在庫補充に赴いたスタッフが喜んで見せてくれたのが、この『銀杏(イチョウ)』の写真です。


西本願寺の大銀杏(天然記念物)

西本願寺/大イチョウ

日本各地で見られる『銀杏(Ginkgo biloba)』ですが、実は『生きた化石』とも呼ばれています。
約2億年以上前のペルム紀から、殆ど姿を変えずに現存しています。
成長すると高さは20~40メートルにも達し、1000年以上生きる個体もあります。
秋には扇型の葉が黄金色に染まり、落葉します。
街路樹や寺社の境内に多く植えられ、掃除がけっこう大変なのですが、『The 秋!』の風景を演出してくれます。

人間とのかかわりは深く、まずは秋に熟す種子『銀杏(ぎんなん)』は秋の味覚に欠かせません。
茶碗蒸しや煮物にもよいですが、炙って酒のつまみにもオススメです。
栄養価が高く、漢方では血流改善に用いられるそうです。
木材としても、加工しやすい材質らしく、家具や仏具によく使われているそうです。
寺社境内に多いのはそういう実用性もあったのかもしれません。


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写真の西本願寺さまの大銀杏(おおいちょう)は『逆さ銀杏』『水吹き銀杏』とも呼ばれています。樹齢は推定で約400年。
1636年の御影堂の再建時に植えられたと伝えられます。
高さは12メートル、枝張りはなんと24メートルにも及びます。根を天に拡げたような独特の樹形から『逆さ銀杏』の呼び名が生まれました。

もう一つの異名『水吹き銀杏』は過去の伝説に由来します。
京都はなんどか大火事ー大火を経験しています。
1788年の『天明の大火』や1864年の『元治の大火』の際、この大銀杏から水が噴き出し、寺を守ったと云い伝えられます。
『寺を守る木』として、門徒さんのみならず、多くの京都市民にも愛されています(京都市の天然記念物にも指定)。


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 私が保育園児の頃は、祖父がよく西本願寺さまに散歩に連れて行ってくれました。
当時は鳩が境内にたくさんいて、本願寺さんと云えば『鳩の寺』と思っていた節があります。

今は柵ができているのでダメですが、この大銀杏の根元はカブトムシの幼虫がたくさんいて、それを掘り起こしては家で育てた覚えがあります。
当時はすべてが緩やかで、阿弥陀堂さまや御影堂さまにもなんか気軽に入っていた気がします。
なんとなくですが、保育園の大きい組か、小学生低学年ぐらいの頃にどちらかのお堂の中で友達と追いかけっこをして叱られた記憶があります。お寺さまが今より、日々の生活に身近だったのかもしれません。


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『銀杏(いちょう)』はその長い歴史、人との深い縁、粘り強さから『生命力の象徴』と云われます。
西本願寺の『大銀杏』の美しさ、力強い息づかいはもちろんですが、あなたの近くの『銀杏(いちょう)』にも今一度、目を向けてみてもらえれば、と思います。
派手ではないけど、黙々と、粘り強く生き抜く彼らの姿に、元気をもらえるかもしれませんね(^^)