農政復古? 鈴木農林水産大臣の政策でコメはどうなる!

古古米、古古古米だっておいしく食べれる! 健康と食事
古古米だっておいしい!

ひさしぶりのお米ネタです。
高市政権になり期待感から株が爆上がりしていますが、同様に上昇に転じたのが米の値段です。
調べてみると2025年11月現在で全国平均、5kgあたり 約4,316円。東京など都市部では500円ほど高い値になっています。
2025年度は豊作で価格下落の期待もあったようですが、農協がコメ農家から集米する際の概算金が高価格設定であったことや、担当大臣交代で再び減産指示(2026年度は3万トン減産指示)がなされたことが影響しているようです。

小泉前農水大臣は、コメの生産力UP(供給力↑) → 輸出強化+コメ加工産業振興(需要力↑)→需給バランスをとり、不作時の食料安全を確保、という絵図を想定していたと思われます。
一方、鈴木現農水大臣は、日本におけるコメ需要を正確に算出(2025年:697-711万トン / 2026年:694-711万トン)→ 減産政策(2024年:679万トン / 2025年 748万トン / 2026年 745万トン目標)→ 需給バランスをとる、という絵図を描かれていると思われます。

両者の違いは、小泉氏がコメ消費者が多い神奈川県選出なのに対し、鈴木氏はコメ生産者が多い山形県である影響と思われます。
集票のためというより、いつも接している人々の顔を思い浮かべれば、こういう判断になったということだと思います。
ただ、コメ価格高止まりで、とりわけ日本産米や銘柄米からのコメ離れは急速に進んでいる気がします。
例えば我が家でも、メインでコメを食べるのは夜だけ。朝昼はパンや麺類、炭水化物抜きが増えました。皆さんのお宅はいかがでしょうか?

また少し前のアメリカ米の話題を書きましたが、外食チェーンでは輸入米の使用/併用も増えているそうです。
実際にコメ輸入量は急増しています(2023年:1000トン / 2024年:3000トン / 2025年:11月現在 約4~6万トン試算)。
料亭や割烹、高級料理店はともかく、定食屋や町中華、ラーメン屋さんなどは致し方ないのではないでしょうか?

よくテレビなどでは『食料安全保障』を叫ばれます。
コメを輸入に頼らない為にも、米価の高価安定を享受し、農家を守らねばならないと云うのが主な主張です。
ただ気をつけないと、コメも代替物の小麦などもすべて輸入に頼る未来が待っている可能性があります。
現在、高齢化で廃業される農家も多いと聞きます。
私も業種は違いますが零細経営ですので申し上げにくいですが、最終的には、専門化と規模拡大で、海外と伍せる農業に育っていただかないと、ジリ貧になる気もするのです。

鈴木農水大臣の施策には、今の現実の農業を踏まえた視点が多いと思います。
日本は兼業農家が多いそうですが、
兼業農家の全収入に占める農業収益の割合は平均 10~20%だそうです。
しかし農業繋がりで、兼業農家の貯金の多くが農協(JAバンク)に集まります。
そして農協はこの貯金を農林中金に運用させ、そこで得た利益を使って農家支援をしてきました。
ですから兼業農家が減少し、農協に集まる金が減少すると、運用利益も減少し、農業支援力が減少する、という危惧があります。
こうして、急激な変革は日本の農業を破壊する可能性がある、という考え方が生まれてくるわけです。

コメ作りの現場を知らない私にはわからないことだらけです。
「〇〇〇するべきや」「□□□せねばならない」では世の中、うまくいきません。
『BESTをめざして、BETTERを選ぶ』
なにごともこれが大事なのかもしれませんね。

兎にも角にも、5kg 4,000円半ばでは正直、主食としてはきついです。
地方ではつてを辿って、この半額以下でコメを手に入れている友人もいますが、なんとかしてもらいたい!と心から願う今日この頃です。

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