『透明感の先の炎』・・・家入レオ『Mirror』・・・

オススメの音楽/福山雅治 NOW MUSIC!-聴いてみて-
オススメの音楽/福山雅治

家入レオの新曲、『Mirror feat.斎藤宏介』

家入レオ / Mirror feat.斎藤宏介(CDのみ/CD+DVD×2種類)

家入レオ / Mirror

ドラマ『ESCAPE -それは誘拐のはずだった-』の主題歌として書き下ろされた楽曲だが、家入レオ初の男性アーティストとのコラボ曲としても話題を集めている。
コラボ相手の斎藤宏介はロックバンド『UNISON SQUARE GARDEN』のヴォーカル兼ギターとして知られる。『UNISON SQUARE GARDEN』と云うと、個人的にはハイテンポのポップ・ロックのイメージが強い。
家入の透明感ある、どこかサスペンスフルな世界観と合うのかな、と思ったが、さすがはプロ。
家入と斎藤の歌声が紡ぎ合うように一つの曲を織り上げていくイメージ。
不安定で、切なく、折れそうだけど、それでも強い芯がピーンと真ん中を突き抜けていくような曲になっている。
それは先のわからない今、そして未来を、懸命に生きようとする『命』そのもののように感じる。

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家入レオの楽曲は、ドラマの主題歌などに使われることも多い。
彼女の曲は、ドラマの内容やテーマと明らかにリンクしていることが多く、その歌には物語のメッセージが凝縮されていることが多いようだ。
この物語をソング化する手法は、『YOASOBI』『水曜日のカンパネラ』『米津玄師』などもよく使う手法だが、10代でCDデビューし、10年以上活躍を続ける家入レオは先駆者と云ってもよいかもしれない。
加えて家入の楽曲には、等身大の彼女が存在しているのも、言葉=詞に力を与えている気がする。
なにかを感じて言葉にし、心を曲に写しとる・・・必要なのは技量だけでない。
自分や他人の心に共鳴する感受性が欠かせない。
その感受性はときに、揺れ動く心となり、弱さにも見える。
家入レオの楽曲に、息苦しいばかりの切なさを感じつつも、けっして消えない強さを感じるのはその感受性故なのかもしれない。

うーん、うまく表現できない。

ドラマ 『ESCAPE -それは誘拐のはずだった-』は、訳アリの青年と大企業の娘の逃避行を描いている。
娘を誘拐しようとして失敗した訳ありの青年が、当の娘から「自分を連れて逃げてほしい」と頼み込まれ、結局二人の旅が始まるという物語だ。
なぜ娘が自分を連れて逃げてほしかったのか、
青年の隠された過去は何なのか、
根本的な謎を抱えたまま、二人の逃避行が続いていく。

楽曲『Mirror』から感じる不安定さ、ざわめき、頑なな精神性は、きっとこのドラマ所縁の印象なのだろう。


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