伝説の挿絵画家・伊藤彦造。展示会と復刻画集

伝説の挿絵画家・伊藤彦造。展示会と復刻画集 各種イベント情報
伊藤彦造/展示会&復刻画集
伊藤彦造画集 -時代劇画・歴史画・講談画などのイラストレ -ション-/増補改訂版-(書籍)

伊藤彦造画集

大正から昭和40年代にかけて雑誌などの挿絵画家として活躍した伊藤彦造。
その展示会が東京で開催され、同時に長く欠品していた画集が増補復刻される。

復刻された画集は下記で内容確認/ご注文ください。
伊藤彦造画集 -イラストレ -ション-/増補改訂版-(書籍)

展示会情報は下記の通り↓↓↓

【 名称 】伊藤彦造展 -美剣士の血とエロティシズム-

展示会:竹久夢二-夢二の昭和-

展示:夢二の昭和

伊藤彦造画集 -時代劇画・歴史画・講談画などのイラストレ -ション-/増補改訂版-(書籍)

伊藤彦造画集

【 期間 】2025年9月20日(土) ~ 12月21日(日)
【 時間 】10:00 ~ 17:00(最終入館 16:30)

【 場所 】弥生美術館
東京都文京区弥生2-4-3 ☎ 03(3812)0012
《休館》毎週月曜日(但 10/13、11/3、11/24は開館。翌火曜日が休館)
【入館料】一般 1,200円 / 大・高生 1,000円 / 中・小生 500円
(竹久夢二美術館『夢二の昭和』も同時拝観可)

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伊藤彦造氏は昭和を代表する挿絵画家で、『絵の剣豪』と評されました。
流麗で迫力ある筆致が生み出すイラストは『絵の中で剣が動く』と多くの読者を唸らせたと言います。
日本画の技法を基礎とし、墨の濃淡や勢いを活かして、1枚の中に物語をギュッと詰め込んだ緊張感あふれるイラスト。
登場人物の内なる感情さえ溢れ出るような挿絵を、覚えておられる方も少なくないと思います。

先述の画集には、『宮本武蔵(吉川英治)』『大菩薩峠(中里介山)』など時代小説、『平家物語』やさまざまな忍法伝のイラストや挿絵も数多く収載されています。
また『少年倶楽部』『少年画報』など当時の少年誌には、漫画だけでなく、伝奇小説や探偵小説が連載されており、その挿絵も数多く書かれました。
鎧や衣装、人物の感情など、その緻密な挿絵は読者の理解を補う役割も果たしたようです。
劇画的表現や水墨画を取り入れた画風は、さいとうたかをや平田弘史など後の劇画作家にも影響を与えました。

今回、復刻された画集にも記述がありますが、伊藤彦造氏は単なる絵師の枠に止まらない人物だったようです。
彼の先祖は伊藤一刀斎景久という戦国の剣豪でした。
一刀斎の弟子・小野忠明が工夫した小野派一刀流は、後に柳生新陰流と並ぶ幕府御流儀となり、直心影流や千葉周作の北辰一刀流に繋がりました。
伊藤彦造が剣豪や武者の絵を得意とし、その絵の中に『武人』の持つ潔さや勇気、刹那の気魄を感じ取れるのは、彼自身のDNAや育った環境が強く影響しているのではないかと思います。

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伊藤彦造氏の絵の凄味、魅力は未熟な私の文章でお伝えしきれていないと思います。
ぜひ展示会『伊藤彦造展 -美剣士の血とエロティシズム-』や、『伊藤彦造画集 -イラストレ -ション-/増補改訂版-』などで、ご自分の眼でその作品を楽しんで戴ければ、と存じます。

伊藤彦造展-美剣士の血とエロティシズム-

伊藤彦造展

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