『ライフ・ワーク・バランスを捨てる』は聖徳太子から!?

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自民党の高市早苗新総裁の『ライフ・ワーク・バランスを捨てる』発言が話題になっています。

『ライフ・ワ-ク・バランス』とは、仕事と私生活を共に充実し、調和を図る生き方や働き方を指します。
テレビなどでは、この『ライフ・ワ-ク・バランス』の充実こそ至上の幸福と定義し、『タイパ(Time Performance)』や『効率のよい仕事』を推奨してきました。

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ただ、この考え方に疑問を持っていた方もおられるのではないでしょうか?
こだわって、こだわって、手がけた仕事に、お客さんが「ありがとう!」と満面の笑顔で云ってくださったら、すごくうれしくないですか?
プロジェクトの成功を、嫁さんが「やったねぇ-!」と一緒に喜んでくれたら、どうでしょう。
お子さんが、「パパ(ママ)すごいんだよ!」と友達に自慢しているのをみたら、どんなに幸せでしょうか。
人にとって幸せとは一つの型に納まるものではない気がします。

もう一点。
よい『ライフ・ワーク・バランス』を保つには経験が必要だということがあります。
小生のような鈍才愚学の輩は、最適な仕事、確実な仕事を行うには、何度も失敗し、いろいろ試してみないと、おぼつきません。
程度の差こそあれ、多くの人は似たり寄ったりではないかと思います。
時折、時短時短で経験が詰めず苦労する研修医の話(『ナイトドクター(主演:波留)』『まどか26歳、研修医やってます(主演:芳根京子)』など)がテレビドラマになりますが、仕事の知能レベルは違えど、経験が積みにくいという観点では同じテーマだと思います。

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つまり、先ず『ライフ・ワ-ク・バランス』ありきの風潮が、
仕事への練達を阻み、練達の不足が希望を失わせ、希望の喪失が未来を奪っている、という極端な理論も生まれてくるわけです。

人生への価値観は人それぞれで、幸せを感じる瞬間もみんな異なります。
『ライフ・ワーク・バランス』の充実を否定する気は毛頭ありませんが、ゴリ押しするほどの価値観でもない気がします。


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実は、この『ライフ・ワーク・バランスを捨てる』考え方、1500年前の政治家も語っていました。
そう、聖徳太子です。

『和を以て尊しとなす』で有名な『十七条の憲法』。
あなたは全文を読まれたことがあるでしょうか?
実はあの『十七条の憲法』は、日本人の価値観のBASEになるよう内容になっています。
第八条にこんな文章があります。
役人=今でいう政治家や官僚に向けての言葉ですが、仕事に向かう心構えと捉える事もできます。

《原文》
八曰、群卿百寮、早朝晏退。
公事靡盬。終日難盡。
是以、遲朝不逮于急。早退必事不盡。

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《書き下し文》
八に曰く、群卿百寮、早くまいりておそく退でよ。
公事いとまなし。終日にも尽くしがたし。
ここをもって、遅くまいるときは急なることにおよばず。早く退るときはかならず事尽くさず。

《現代語訳》
もろもろの官吏は、朝は早く役所に出勤し、夕はおそく退出せよ。
公の仕事は、うっかりしている暇がない。終日つとめてもなし終えがたいものである。
したがって、遅く出仕したのでは緊急の事に間に合わないし、また早く退出したのでは、かならず仕事を十分になしとげないことになるのである。


「高市早苗、奈良の女です。ヤマトの国で育ちました」
高市さんは自民党総裁選の所見発表演説会でこう口火を切られました。
聖徳太子が政治活動をされた飛鳥は今の奈良県高市郡明日香村、斑鳩は奈良県生駒郡斑鳩町にあたります。
もしかすると高市さんの心の中には、1500年前の偉大な政治家の存在があったのかもしれません。

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正直、政治にはあまり興味がない小生ですが、『ライフ・ワーク・バランスを捨てる』という言葉と、その出生地を考えると、少しばかり期待をしてしまいます。
時代の流れに置いていかれなように、微力でも、無能でも、金儲けが徹底的にヘタでも、できる限りがんばらなあかんなぁ。
勝手にそう思う次第です(^^;

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