B.LEAGUE 開幕近し!

B.LEAGUE 京都ハンナリ-ズ開幕! 各種イベント情報
B.LEAGUE 京都ハンナリ-ズ

9/25。閉店間際に、京都ハンナリ-ズさんの関係者という、でっかい男性二人組がご来店。
10月3日(金)にB.LEAGUEが始まるので、よければポスターを貼ってほしいと、爽やかな笑顔で仰ります。
上記の写真がその時戴いたポスターです。
24番だからたぶんラシード・ファラーズという選手さんだと思います。
隋心院さんという寺院で撮影されたようです。

京都東山の隋心院

京都・隋心院

花の色は移りにけりないたづらに、わが身世にふる眺めせしまに
 隋心院さまは、百人一首でも知られる小野小町の晩年の姿を映した卒塔婆小町像も残る名刹です。
真言宗善通寺派大本山寺院でもあります。
例年11月中旬から12月上旬にかけては、大杉苔とモミジの美しいコントラストが楽しめる名所となりますので、京都にお越しの際はどうぞ!

ご存知の方も多いでしょうが、ハンナリーズさんは、京都のプロバスケットチームです。
商店街でもハンナリーズさんを応援したはったなぁ、と快諾したものの、実は私、一度もB.LEAGUEの会場に足を運んだことがありません。
だいたいバスケットボール自体、高校時代に授業でやった後は、大学の体育祭で部活の先輩に無理矢理メンバーにされたぐらいしか経験がありません。
まぁ空中高くにある駕籠にボールを入れる、ボールを持って歩くのは2歩まで、とか試合中のルールなんかは辛うじて記憶していますが、先週交代とか試合タイムはなにも知らない状態です。

いい機会なので、少し調べてみますと、どうもB.LEAGUE、2026年から大幅にシステムを変更するようで、2025年はその移行期と位置付けられているようです。
このシステム変更は『革新』と題され、『地域に根づいたスポーツ振興』と、『経営の安定した継続』の両立を目的とした改革のように感じました。
今年が移行期の為、少しわかりにくいのですが、なかなか面白い試みだな、と感じました。
少し紹介させて戴きます。凡そ下記のような内容になるかと思います。


1.リーグ構造及びディビジョン名称の変更
 現状のB1/B2/B3の3階層体制を、B.LEAGUE PREMIER/B.LEAGUE ONE/B.LEAGUE NEXTの3階層に変更。
それぞれ、PREMIERは事業力/施設/集客力に優れた世界基準のトップリーグ、ONEは地域性と競技力を両立させたナショナル・
リーグ、NEXTは育成を重視した地域密着型クラブ・リーグという位置づけになる。
2026年度はPREMIER LEAGUEは26チーム、ONEとNEXTは審査がこれからなのでチーム数は不明確だが、ONEは凡そ30チーム、NEXTは小規模で10チームほどと予測されているようだ。

2.成績による昇格制度の廃止
 各ディビジョン(LEAGUE)への参入は勝敗結果では行わない。
各ディビジョンへの参入には審査を経て、ライセンスを得たチームが参入できるものとなる。
ライセンス審査は、売上・アリーナ・入場者数などで決定するという。

3.参入に関するライセンス基準の徹底
 各ディビジョン参入のためのライセンス取得のための審査項目は、平均入場者数、売上高、ホームアリーナの要件、財務基盤や経営力、クラブの将来ビジョンなど多岐にわたるようだ。
チーム数お推移を見て、将来的には変化していくこともあるという。
現状、PREMIERだと、入場者数 4,000名、年間売上 12億円、新設アリーナ基準の充足などが求められている。

4.ポストシーズンシステムの変更
 主にPREMIERリーグでは、出場チーム数は8チームになる見込み。
QUARTER-FINAL、SEMI-FINALは上位チーム本拠地での2戦先勝、FINAL=決勝は3戦先勝になる見込み。

5.選手制度・人数・外国籍など
 ユース育成枠やU22枠を人数拡大。ドラフト制度も導入予定。
クラブ間の戦力均衡、経営に影響を及ぼすほどの人件費高騰を防ぐためサラリーキャップ制度の導入する予定とのこと。
ドラフト制度にも、報酬の上限や、自チームユースへの優先交渉権、を認めていく方向。

6.移行期における昇降格の停止
 移行期にあたり、年2チームの昇格は継続するが、降格は行わない


発表には観客体験の向上、試合のライブ感・エンターテイメント性の強化が掲げられていますが、実際には経営継続を強く意識した内容のように思います。
『クラブ・アリーナを軸に地域が発展する』という考え方を重視し、アリーナ整備や観客動員、売上など、施設としての効果が着目されています。
またこのような動きは、経営の安定性と長期投資のしやすさを生み出します。
昇格/降格による急激な変動を減らし、各クラブが未来志向の設備投資/育成投資をしやすい環境を用意しようとしています。
今までの価値基準とは明らかに異なるシステム構築、巧くいくかどうか、一スポ-ツの枠を超えて、ビジネスモデルとしてなかなか興味深いものがあります。