DVD再発売された懐かしのヒットドラマ紹介、第二弾は『やまとなでしこ』。
2000年秋放映。主演は松嶋菜々子、堤真一。脚本は後に『anego〜アネゴ〜』『ハケンの品格』『Doctor-X 外科医・大門未知子』などで『視聴率女王』と異名をとる中園ミホ。
平均視聴率26.4%、最高視聴率34.2%。
MISIAが歌った主題歌『Everything』は200万枚以上を売り上げた伝説のドラマです。
美貌と若さ、更に緻密な自己プロデュース力を持つスチュワーデス・神園桜子(松嶋菜々子)。
「お金で愛は買えないけど、愛でお金は買えない」
「男の値段は財布で決まるの」
その生い立ちから貧乏への激しい憎悪と恐怖を持つ彼女は、玉の輿を狙い、合コンを繰り広げる毎日。
或る夜、若手医者との合コンで知り合った中原欧介(堤真一)は朴訥としているが誠実そう、身持ちも堅そう、と判断。
「好物件」と判断し、アタックを開始するが、どうにも話がおかしい。
実は欧介は合コン幹事の大学時代の友人。数学者をめざし一時はマサチューセッツ工科大学に留学していたが、家庭の事情で帰国。今は小さな魚屋を営んでいた。
合コンには人数合わせのため、医者と偽り参加していたのだ。
「嫌いになりました。さようなら」
未練が残る欧介に、きっぱりと別れを告げる桜子だったが、その後も二人は何度も顔を合わすことに。
そして桜子は、貧乏で価値がない欧介に惹かれていく自分、辛いときも嬉しいときも欧介に側にいてほしいと思っている自分に気づきはじめ・・・。
当時、松嶋菜々子は朝ドラ『ひまわり』以降の低迷を乗り越え、『魔女の条件』『リング』などで人気急上昇中でした。
切ないほどに貧乏を憎みつつも、いつも明るく前向きな桜子役は、『GTO』の冬月あずさ役と共に松嶋のコメディ・センスを引き出し、ラブコメの女王としての地位を確立させました。
また堤真一はもともと真田広之の付き人だったこともあり、舞台での仕事中心の役者でしたが、『やまとなでしこ』の成功でラブコメ俳優としての地位を確立します。
ドラマ全体を通し、印象的なセリフが目立つ作品。
上記の他にも下記のような名台詞が話題を呼びました。
「女はね、幸せになるために結婚するの」(桜子)
「恋っていうのはね、人間ごときにするもんじゃなくて、お金にするモノなの」(桜子)
「お金がなくても、心から大切に思える人と一緒にいたい」(欧介)
「好きになるのに理由なんていらない。でも別れるのには理由がいるの」(桜子)
「僕は君を幸せにする自信はない。でも大事にする自信はある」(欧介)
「愛してるって言葉ほど信用できないものはないわ」(桜子)
「私が嫌いなもの それは貧乏。貧乏なんて大嫌い!!!」(桜子)
「運命の人は探して見つかるんじゃない。気づいたら隣にいるんだ」(欧介)
「残念ながら、私はあなたといると幸せなんです」(桜子)

あとこのドラマの魅力はやはり桜子こと松嶋菜々子の演技です。
上手いか、下手かは人によって評価も異なるでしょうが、とにかく可愛いし、魅力的。コロコロ変わる表情、泣いても笑っても、しょんぼりしてても怒ってても、すべてが桜子の生命力。懸命に生きている、自分で生きようとしている一人の女性のしたたかさと可愛らしさを感じます。
ふくれっ面がかわいい女性・・・個人差もあるでしょうが世の男性にとって、そんな女性は貴重です。
自分に対し本気で怒ってくれる女性は、ある意味ちゃんと向き合ってくれているわけですから。
そしてふくれっ面が魅力的だと、その怒っている彼女さえ好きなんだから・・・これは参ってしまいます。
桜子や冬月先生みたいな松島菜々子さんをもう一度、新しいドラマで見たいのは、私だけじゃないような気がします。





