お東さん広場が憩いの地に!

てんちょ-の時事放談 身近な仏教&京都の習わし
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真宗大谷派本山・東本願寺さま御影堂正面、烏丸通沿いの東本願寺前市民緑地、通称『お東さん広場』が賑わいを見せています。

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近年、京都では急激な観光客増で、駅周辺や路地裏に民泊や小さな旅館が増えています。
宿泊客の中でも、夕方以降、ゆったりした時間を過ごしたい方などが集われているようです。

この『お東さん広場』は2023年に京都市初の市民緑地として誕生しました。
市民緑地と云うのは、個人や企業が所有する土地を活用して、土地所有者と自治体が協力して設置する市民が自由に利用できる緑の空間を指します。
都市緑地法に基づき一定以上の緑化を行い、地域住民の憩いや交流の場として活用されます。
この『お東さん広場』は、地域に開かれた門前空間をめざす土地所有者である東本願寺さまと、京都駅周辺の活性化を進めていた京都市の思惑が重なり実現したと云われます。
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広さは約9,800㎡。南北に広がり、手前に石畳風の舗装が施され、芝生エリアに繋がります。
緑地の中央部には蓮華型の噴水が佇みます。蓮華(蓮の花)は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』にも登場する仏教に縁の深い花です。
この噴水は建築家・武田五一と画家・竹内栖鳳による意匠で琵琶湖疏水から引かれた本願寺水道から引水しています。
完成は大正3年説と大正7年説があります。何れにしろ、戦前から京都の栄枯盛衰を眺めてきた噴水です。
周囲には桜やケヤキ、イチヨウなどが植えられ、ベンチやお手洗いも完備されています。
実は東本願寺さん前の桜は有名で、京都市民にとっては川端通り沿いの桜と、東本願寺さん前の桜は仕事の行き帰りに楽しめる、もっとも手軽な花見ともいわれていました。
もちろん『お東さん広場』ができるずっと昔から、たぶん私が幼稚園児の頃からきれいだったと思います。

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お東さん広場にはいろいろな出店があるのですが、もちろん東本願寺さまの出店もあります。
そこでは右の写真のような東本願寺グッズがガチャガチャで手に入ります。
私が近くの仏壇店さんに配達で寄った際には、珈琲屋さんが出ていて、淹れたての珈琲を飲ませて戴きました。
その頃はこんなに暑くなく、風に吹かれて緑の中でほろ苦い珈琲を飲む、安上がりだけど気持ちはリッチな時間を愉しませてもらいました。

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そう云えば、幼稚園の頃、よく祖父に連れられて、西本願寺さまや東本願寺さまの境内に遊びに行きました。
当時は私だけでなく、子供は他にもチラホラいましたし、老夫婦や時折はカップルなんかもいた気がします。
お西さまもお東さまも鳩がいっぱいいて、よく追いかけては「鳩を虐めるな!」と祖父に叱られた記憶があります。
確か東本願寺さまの入り口には、鳩の豆売りのおばぁちゃんがいて、たぶん大豆だと思うのですが小さな大豆の入ったビニール袋を売ってはりました。
京都の人間にとっては、お西さまもお東さまも昔はもっと身近な存在だった気もします。
今回、市民緑地設置射に東本願寺さまが協力された背景には、そんな古き良き時代のお寺さまと市民との関係への原点回帰、もっと云えば令和バージョンへのアレンジがあるのかもしれません。

いすれにしても、『お東さん広場』が、みんなが笑って過ごせる憩いのエリアとして、これからも賑わってもらえたらと願う次第です(^^)


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