本日7月24日、後祭・山鉾巡行や還幸祭も無事、終了。
昨日7月25日の狂言奉納も終え、大きなイベントは7月29日の神輿洗式、7月31日の疫神社夏越祭などを残すのみとなりました。
現代の歌人たちが次のような俳句や都々逸を残しておられます。

《俳句》
◆ 山鉾の 鈴音残して 風涼し
◆ 鉾粽 手に残りたる 熱き夏

《都々逸》
囃子の音が 遠くに消えて 浴衣の袖に 月が咲く
残念ながら「風涼し」はちょっと難しそうです。
強いて言えば「なお暑し」でしょうか(^^;
疫神社夏越祭の『大茅輪くぐり(おおちのわくぐり)』は一般の方も参加が可能です。
下記に少し紹介します。
【日時】祇園祭最終日 7月31日(木) 午前10:00~
神事は朝ですが、茅の輪は夕方まで設置?(要確認)
【場所】八坂大社境内 疫神社(本殿東側)
【参加方法】予約/申込不要
正式な作法の説明が提示されています。
1.茅輪の前で一礼。
2.左回りにくぐる → 一礼
3.右回りにくぐる → 一礼
4.再び左回りにくぐる → 神前へ進み参拝
5.唱え詞を詠む
★希望者には『茅の輪守』が授与されます。
【目的】無病息災祈願・疫病退散
祇園祭・夏越祭の『大茅輪くぐり』は、半年間の穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する『夏越の祓』の一つです。
八坂大社の南楼門や舞殿前に、直径約5メートルにもなる巨大な茅輪を設置。
参拝者は神前に向かってくぐります。
神道では、左→右→左 が浄化の基本です。
八坂大社だけでなく、他の神社でも同様の祭事がある『茅輪くぐり』。
これは奈良時代の書物『備後国風土記・蘇民将来の伝説』に由来します。
↓古き昔、旅の神として現れた素戔嗚尊(スサノオノミコト/八坂大社の主祭神)が宿を求められた際、金持ちだった巨旦将来は断ったが、貧しい兄・蘇民将来は快く迎え入れました。
旅の神は感謝の印として『茅の輪』を授け、
「子孫はこれを身につけよ」と告げたと云います。
その後、疫病が流行しますが、蘇民の子孫のみは助かったと語り継がれます。
以来、茅の輪は『神の加護』『疫病除け』『善行への報恩』の象徴となったそうです。
恥ずかしながら、『茅』って草だけど、なんの草?と思ったので少し調べてみました。
一般的にはススキやチガヤ、ヨシ、スゲなど屋根材や神事に使われる草本植物の総称だそうです。
彼らは一度枯れても翌年には再生すると云われます。
そのため、古来より『輪廻』『浄化』『再生』を意味し、『茅』という文字が草冠に矛、植物の武器を意味するのはその所以かもしれません。
歴史や古事、由来というものを、現代社会では不要であるという発言を時折見かけます。
しかし日本人を日本人たらしめているのは、言葉と、古来より積み重ねられた伝統や歴史に支えられた国民性や生活習慣にあるのではないか、そんなふうに感じる今日この頃です。
最後に、これ載せてもいいのかな?
祇園祭・後祭の大トリを飾る、大船鉾(凱旋船鉾)のお囃子をどうぞ。

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