tuki.のヒットアルバム『15』がなアナログレコードで発売され、話題になっている。
レコードは、CD開発後40余年間、持ち運びが不便、傷つきやすいなどの理由で、極端なマニア向け商材となっていた。
しかしここ数年、レコードを聴く時間や空間を大切にする人たちが確実に増えている気がする。
もちろん、一部テレビ報道のような大ブームではない。
まだまだマニア向けの事業規模にすぎない。
それでも、10代~30代前半、海外客のレコードファンは急増している。
先日もレコードプレーヤーがないからといったん帰られたお客さまが、やっぱりほしいと戻ってこられた。
ジャケット見てて、辛抱たまらんかったらしい。
ちなみにお買上げくださったのはYMOだ。
先ずジャケットがいい!黒を基調にしつつもカラフルで印象的な絵はやはり大きい方が映える。
表4=裏面のうさぎのぬいぐるみに囲まれたtuki.らしき少女。
この幻想的なイラストも、LPサイズだと一層美しさが増す気がする。
中央は赤と青だ。
クラシックやジャズだとやはり真っ黒の盤がいいが、こういうPOPS系は遊び心があってワクワクするのがいい。
音は針を落としていないので正確にはわからないが、ネット上の声や、セールスの話を聞くと、アナログ独特のまるい温かみのある音色になっており、tuki.の歌にはよく合うという。
tuki.が所属するレーベルは、自社でプレス工場を持っている。
カッティングにこだわることで知られ、その点、既にCDを買われた方にも比較する楽しみがあると思う。
「今日は(レコードの)新譜発売日だから、かえって聞かなあかん」
中学生ぐらいまでは、そんな会話がまかり通っていた。
レコードを聴くのは、コンサートに行くのと少し似ていて、ちゃんとそれを聴く時間を取っていた。
『今の若い人はタイパ、タイパって、じっくり味わうことを知らない!』
まことしやかに宣う人もいるが、CDではなく、手間のかかるレコードやカセットを買っていただくお客さまを見ていると、少し認識が違う気がする。
自分の時間を、自分が望むように使いたい、そんな思いが根底にあるのかもしれない。
タイパを気にするイベントは、たぶん彼や彼女にとってあまり大切でないこと。
『したいこと』ではなく『しなければいけないこと』なんじゃないだろうか。
もしかすると10年後には
「今日は〇〇の新曲リリースだから、俺、4時間目で帰るわ!」
という同志が現れるかもしれない(^^;
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